がんじいのガンきち日記

私はNHK Eテレ土曜日の深夜に放映中の番組をたまに見ます。
「スイッチインタビュー 達人達(たつじんたち)」という番組です。
これは異なる職業で活躍する有名人が対談する内容です。
私が注目したのは、漫画家「荒木 飛呂彦」氏と
作曲家「千住 明」氏の回です。


NHK　Eテレで放映中の「スイッチインタビュー 達人達(たつじんたち)」です。
この回は漫画家「荒木 飛呂彦」氏と作曲家「千住 明」氏です。

この番組は毎回ではないですが、私は見ています。
カーレーサーの佐藤琢磨氏とパティシエの青木定治氏の回を
初めて見ました。
それでファンになり、荒木 飛呂彦氏と千住 明氏の回を
楽しみにしていました♪

この番組は各々の仕事場を訪問して、そこで対談をします。
質問する側と答える側の立場で番組が進みます。
1時間の番組なので、30分間ずつで立場も「スイッチ」します。
番組のナレーションは俳優の六角 精児さんです。
今回のお2人は過去にNHKの番組で対談してから意気投合し、
プライベートでもお逢いしているそうです。年齢も同年だそうです。




ジョジョの展覧会があったみたいです。
入口正面には有名な「石仮面」です。


実物大のジョジョのフィギアが飾られています。ジョジョ立ちですね？
キャラクターは第5部のブルーノ・ブチャラティです。


第2部の主人公 ジョセフ・ジョースターです。


第3部の主人公 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう)です。
右後ろは第3部に登場した、歳取ったジョセフです。


こちらは現在連載中の第8部「ジョジョリオン」です。
真ん中に描かれているのが第8部の主人公 東方 定助です。


生(原稿)の東方 定助です。


作画中の荒木氏です。


ファッションブランド グッチの店舗です。


グッチとジョジョがコラボです。
右は第6部の主人公 空条徐倫(くうじょう じょりん)です。
徐倫は空条 承太郎の娘です。


ジョジョとファッションが融合です。


ファッション界にも影響を与えている証拠です。


NHKの番組 日曜美術館で、お2人は初めて顔を合わせました。
千住氏が司会をされていました。


プライベートでも、お2人はお付き合いがあるようです。
歳も同年だそうです。




まずは漫画家 荒木 飛呂彦氏の仕事場からです。
荒木 飛呂彦氏は「ジョジョの奇妙な冒険」の作者です。
ジョジョの奇妙な冒険は、「ジョジョ」の名を持つ一族の物語です。
連載26年で累計発行部数8,000万部数以上の大ヒット作品です。
今も連載中で、現在第8部を連載中です。
有名ブランド グッチも注目するジョジョです♪
(過去のジョジョの奇妙な冒険記事はこちら♪)






ジョナサン・ジョースターとデュオ。この2人の出逢いが、物語の始まりです。


荒木氏はジョジョ一筋です。


荒木氏の仕事場を訪ねた千住氏。
このスペースがあれば、仕事ができるそうです。


執筆中の第8部の原稿です。青いペンで下書きするそうです。
青は印刷に写らないそうです。


これも第8部の原稿です。


ジョジョのコミックです。中央が第1部です。


これが発行数の全部数です。


ジョセフの第2部もあります。


第3部もありますね？


第4部の東方 仗助の髪型は特徴的です。


第1部のオープニングです。


ディオ・ブランドーはジョースター家に縁あって、世話になります。


ディオは表と裏の顔があります。
ジョナサンの前ではディオは、裏の顔を見せます。
これは…


怒りが頂点に達したジョナサンは…


ディオを殴ります。


反撃に出たディオ。


これは・・・石仮面です。


これをディオは被ります。


被ると、不滅の吸血鬼になります。キバが見えます。


後に成長した姿で、2人は再会します。


ジョジョはファッション性も優れた作品です。
右がジョセフ・ジョースター、左が空条 承太郎です。


ジョセフの若き頃です。
ジョセフは空条 承太郎の祖父です。


ジョジョは雑誌ともコラボしています。


第4部に登場する漫画家「岸辺 露伴(きしべ ろはん)」です。
彼もスタンド使いです。


ジョジョのキャラクターとグッチのコラボが雑誌で登場です。


キャラクターがイタリアに行った設定になっています。


素敵なキャラクターは、この手で生まれています。
例えば…


第2部の主人公 ジョセフ・ジョースターです。


戦いで不利となると、あっさり逃げます(笑)
彼はその立ち回りの軽快さで、敵をあざむきます。


その敵にも魅力的なキャラクターがいます。
例えば、エシディシです。


彼は何百年も生き続ける、吸血鬼です。


エシディシと戦うジョセフ。
華麗に舞って、攻撃を防御します。


避け続けて、エシディシをバカにするジョセフ。
するとエシディシは…


突然、泣き出します。


右腕を切られてしまったエシディシは
「あんまりだー！」と泣き出しました。


このような意外なリアクションをするキャラクターも、ジョジョの魅力です。




ジョジョには魅力的なキャラクターが多数、登場します。
ファッションも独特で、ファッション業界が注目する位です。
荒木氏はキャラクターを生み出す際に、細かい設定をしています。
「身上調査書」という用紙を用い、細かく決めています。
例えば、性格上の特徴・口ぐせ・くせや家族関係・態度、
トラブル関係、性格・習慣等の細かい設定です。
こうやってキャラクターが生まれているのですね？






荒木氏はキャラクターを生み出すのに、このような表を活用しています。


身上調査書という表です。


性格上の特徴(口ぐせ・くせ)という欄があります。


家族関係・態度、トラブル関係という欄もあります。


性格は細かい項目まで設定されています。


習慣も細かく設定されています。




また荒木氏は作画中には音楽を流すそうです。
音楽は作画シーンによって、変えるそうです。
音楽は洋楽が多いそうです。音楽は英語のように、
言葉がわかりにくい洋楽が合っているそうです。
荒木氏はジョジョはリズムで読ませたいので、
非常に音楽的な漫画とおっしゃっています。





荒木氏は作画中は、いつも音楽を流しているそうです。


描くシーンによって、音楽を代えるそうです。


第5部「黄金の風」です。
イタリア・マフィアを舞台にした話です。
主人公は右端のジョルノ・ジョバーナです。


第7部「スティール・ボール・ラン」です。
左が主人公のジョニィ・ジョースターです。
アメリカが舞台です。


仕事場の地下にある倉庫から、CDを選んできます。


馬で駆け抜ける疾走感を感じる曲を流して、描くそうです。


只今 執筆中の第8部「ジョジョリオン」です。


第8部の舞台は第4部と同じ、杜王町です。


彼は第8部の主人公、東方 定助です。


彼は記憶喪失になっています。


荒木氏は漫画にも、音楽的な要素を入れています。


例えば、ページの最後です。ページをめくると…


ドォーン！


このように、荒木氏はリズムで読ませたいそうです。


ご自分もジョジョは音楽的な作品と認識しています。




荒木氏は今までの漫画界の常識を変えたそうです。
漫画と言えば 土日もなく、徹夜が常識でした。
荒木氏は土・日は完全に休みにしました。
漫画界のタブーを破りました。

ジョジョでは第1部の主人公 ジョナサン・ジョースターは、
ラストシーンで亡くなってしまいます。
後の作品は部を変えて、子孫達が紡いでいます。
これも今までの漫画にはなかった展開です。
これもタブーを破った1つかも知れません。






荒木氏は漫画界のタブーを破ってきました。


漫画家になるきっかけは、雑誌の「手塚賞」を獲得した事です。
手塚先生にもお逢いしました。


若き日の荒木氏です。


漫画の神様とお逢いしていたのですね？


ディオと戦うジョナサン。


確実にデュオの急所を突いています。


ジョナサンの拳は、デュオの背中を貫いています。


だけどジョナサンは…


ジョナサンは笑いながら…


「こ、こいつ…」(ディオ)


ジョナサンは亡くなっていました。


1889年2月7日にジョナサン・ジョースター死亡。
主人公が亡くなってしまうという、漫画界のタブーをジョジョは破りました。




後半は作曲家 千住 明氏です。
千住氏の仕事場に、今度は荒木氏が訪問します。
千住氏は様々な曲を作曲しています。
例として NHK大河ドラマの「風林火山」のテーマや、
アサヒ スーパードライのコマーシャル曲・
映画「黄泉がえり」の音楽等です。
ジャンルは問わず、アニメやゲームソフト・ドキュメンタリー等
何でも作曲されます。
千住氏は80％自分を殺し、相手の希望を生かして作曲するそうです。
まさに変幻自在の職人作曲家です。






千住氏は変幻自在の職人音楽家です。


NHK大河ドラマ「風林火山」のテーマも千住氏作曲です。


アサヒビールのコマーシャル曲も千住氏作曲です。


映画「黄泉がえり」の音楽も千住氏の手によるものです。


テレビ・コマーシャル・映画の他、
アニメ・ゲームソフト・ドキュメンタリー等のジャンルを問わず 作曲されます。


自ら、タクトも振ります。


只今、アニメの音楽も担当しています。


「革命機 ヴァルヴレイヴ」は、ガンダム制作の㈱サンライズの作品です。
ヴァルヴレイヴと呼ばれる数機のロボットが活躍するアニメです。
只今は12話まで放映されて、第2部が秋から放映予定です。
密かに見てたりして♪(笑)






今度は千住氏の仕事場に、荒木氏が訪問します。


ここで色々な曲が生まれるそうです。


千住家は芸術家系ですね？
兄は美術家の博氏、妹はバイオリニストの真理子氏です。


作曲中は、自分を80％殺すそうです。


作曲家デビューは、東京芸術大在学中だったそうです。若い！


初めての作曲は、このコマーシャルの音楽です。
映像は若き、陣内 孝則さんです(笑)


「ガ・ガ・ガとギア！」懐かしいですね？
このシリーズ、使っていました。まだあるのかな？(笑)




番組中では2004年に再制作されたドラマ「砂の器」の
音楽のエピソードを語っていました。
これは前作の音楽のインパクトが強く、前作のイメージを壊さずに
作曲するのが苦労だったそうです。
苦労の甲斐あって 番組の最高視聴率は26％を記録、
この音楽集CDは10万枚を売上げた大ヒットになりました。






再制作されたドラマ「砂の器」の音楽は苦労されたそうです。
苦労の末、最高視聴率は26％を記録しました。


この音楽CDは10万枚販売の大ヒットになりました。




千住氏に影響を与えたアーティストの言葉があるそうです。
マイルス・デイヴィスとデューク・エリントンの2人の言葉です。
それは「同じ所に留まっているアーティストは本物ではない。
どんどんスタイルを変えろ」です。
千住氏にとって、影響される事は一番大切な事だそうです。





荒木氏も話に感銘していました。


ジョジョも音楽的な描き方をしているからでしょうか？


千住氏は数々の作品を作り上げています。



家なき子もそうなのですね？


鉄人28号もそうなんですね？…


中でもV(ヴィクトリー)ガンダムは、千住氏の手による作品です。


他にもありますね～♪


「鋼の錬金術師(はがねのれんきんじゅつし)」も千住氏の作品なのですね？
このアニメも兄弟愛にあふれた名作です。是非、観てみて下さい♪


千住氏に影響を与えたアーティスト マイルス・デイヴィスと
デューク・エリントンです。
「同じ所に留まっているアーティストは本物ではない。」


「どんどんスタイルを変えろ」


若いミュージシャンと触れ合って、影響される事が一番大事だそうです。




最後にお2人の挑戦を紹介していました。
荒木氏はイタリア フィレンツェでの、ジョジョの原画展に向けて
製作中だそうです。千住氏は万葉集とかを含めた創作オペラを作成中だそうです。
お2人の挑戦は、まだまだ続いています。






荒木氏はイタリア フィレンツェのジョジョの原画展の準備をされています。


しっかりと描かれていますね♪


現在連載中の第8部の主人公 東方 定助ですね♪


千住氏は作曲中です。


創作オペラを作曲しているそうです。


今は作曲もやっぱり、パソコンですね？


最後の対談です。
千住氏は、聴いてくれる方がいるから音楽を作っているそうです。


荒木氏も少年時代から、漫画を読まれていたようですね？


荒木氏は漫画から、人生の希望や目標をもらったそうです。


音楽は人に聴いてもらって、命を持つそうです。


命を持たない音符はかわいそうで、書きたくないそうです。
聴いてくれる人ありき、だそうです。
さすが、職人音楽家！


荒木氏は、ジョジョ立ちは計算していないそうです。


狙っていない反応が楽しみだそうです。


化学変化とも感じているそうです。
誰も思いつかないところに作品がいるのが、願いだそうです。




この番組は興味深く、これからも注目していきたいです♪

ちなみに今日、8月3日(土)放映は、宮崎 駿氏がゲストです。


スイッチインタビュー 達人達のサイトはこちら♪